こんにちは、えりんこかあさん家です😀
いつも能天気っぽい我が家ですが、実はこのコロナ渦で子どもが入院することになり、付き添い入院を経験しました。
入院はむすこが産まれたときから「大人になるまでに手術しましょう」と言われていた手術を受けるためです。
できればコロナが収まってから・・・とタイミングをはかっていたのですが、2年たってもおさまらず、これ以上先に延ばすと小学校入学までに済ますことができない(期間をあけてもう1度手術が必要)ことからこのタイミングになりました。

入院は一週間から10日程の予定で、小児科は完全看護の病院だったのですが、医師の許可があれば付き添い入院も可能でした。
むすこは人見知り&内弁慶で、5歳になった今も5分ほども一人でお留守番はできません。
(大丈夫というので家に残して家のポストまで郵便を取りに行って、戻ると大号泣🤣)
それで付き添い入院を決めたのですが、入院にあたって「子供 付き添い 入院」とかで検索すると、コロナ渦でただでさえ大変な付き添い入院がものすごく過酷!!っていう内容の記事が多く、本当にびびってしまいました💦

病院によって対応や決まり、設備が全然ちがうので同じではないと思いますが、実体験を読むことでイメージしていただけたり、少しでも楽に過ごすヒントを得ていただければと、記事にすることにしました。
お役に立てればうれしいです。

入院時の準備や持ち物、お役立ち情報についてはこちらをどうぞ🔻

コロナ渦、子どもの入院付き添いの現状

さて、えりんこかあさん家のむすこの手術は初期からコロナ患者さんの入院も受け入れているかなり大きな病院でしました。
むすこの手術ができる(手術の実績がある程度ある)病院は関西圏では二か所なのです。

そんな病院なので、コロナ患者さんの病棟もあれば、白血病など感染症が命に関わる患者さんも入院されており、入院にあたってはかなり厳しいな、という印象でした。

まず、入院する本人は入院前にPCR検査を受け、陰性である必要があります。
また、当日風邪のような症状があったり37.5℃以上の発熱がある場合は病棟に入れず、入院・手術ともに延期となります。

なんとむすこ、入院にびびっていたのか(そりゃそうだ★)病棟前で検温の際に知恵熱を出し、検温しなおしとなりました🤣
30分ほどの間に下がったので事なきを得たのですが、ここまでの準備がすべて無駄になるかと、とうさんもかあさんも青くなりました😅


面会、付き添いについては以下のような感じでした。

  • 基本は子供の入院でも付き添いを認めない。授乳中の場合や入院期間が7日以上で医師の許可がある場合のみ可。
  • 付き添いの人、面会の人ともに、2回のワクチン接種が必要。
  • 入院中は患者も付き添いもベッドのカーテンの中で過ごす。
    (入院7日目以降はコロナ感染の心配がないということでプレイルームを時間を限って予約のうえで遊べるようになる)
  • 付き添いの交代は不可。外出も不可。1日1回15分のみほかの家族との面会が認められており、その間は付き添いしている家族は病棟の外に出る。

それぞれについてくわしく説明しますね。

基本は子供の入院でも付き添いを認めない

このあたりは病院によってかなりちがうのかな、と思うのですが、もともと完全看護で付き添いは自由、という病院だったので特に付き添いが必要ではなかったのです。
(逆に子どもの入院の場合は必ず付き添いが必要という病院もあるそうで、それも大人の負担が大きいそうですので、本来ありがたいことなのだと思います。)

それもあり、コロナ対策としてなるべく人を入れたくないということで基本的に付き添いはNGでした。
我が家はむすこの性格的に一人で一週間以上入院生活を送るというのが無理そうであること、トラウマのようになってしまった場合、二度目の手術が難しくなりそうだったことから医師の許可をいただけました。正直、このあたり医師の裁量というか、先生によって判断がかわってくるのかなぁと思いました。

今回はぎりぎりセーフだったのですが、病床使用率やコロナの情勢によって、何度か完全に付き添い禁止になったこともあったということです。
一般病棟はずっと付き添い禁止になっているとのことでした。

付き添い、面会ともに2回のワクチン接種が必要

付き添いはもちろん、一日15分の面会をするにもコロナのワクチン接種を2回終えている必要がありました。
ワクチン接種については色んな考え方があると思いますが、免疫力が弱くコロナ感染が命に関わるような方も入院されているところへ入っていくのだからこの場合はしかたないよね・・・と個人的には思います。

入院中は患者も付き添いもベッドのカーテンの中で過ごす

正直、これがキツかったぁ~~😂😂😂

はい。コロナ渦で入院した場合、病棟内とはいえうろうろしてはいけないということでベッドまわりから動けなくなります。

ふだんの生活ではないことなので想像しにくいと思いますが、コロナ渦で同じ部屋になった人とも会話するのがはばかられるし、そもそもカーテン越しだし・・・なんとも閉塞感があります・・・
今回入院した病院はそれでもまだ一人分のスペースが広めのほうかな、と思います。
また、付き添いの人用の折り畳みベッドを借りることもでき、まともに寝られたので良いほうなのかもしれません。

あと、通常は大部屋の場合は各ベッドにテレビがつくことはないということなのですが、コロナでベッド周りから出られないということで各スペースにテレビとDVDを置いてくれてました。
(DVDのディスクも借りられました)
これがめっちゃ助かった!!!

実はこういうことになると聞いていたので個室を申請していたのですが、圧倒的数不足で最後まで大部屋でした⭐
もちろん、免疫力のない方が優先になるのは当然なので仕方ないのですが、思った以上に個室が少なかった・・・!

コロナ渦での入院の可能性がある方は、個室が使える状況であればぜひそちらをお勧めしたい・・・そしてそれが難しいときのために大部屋の個人スペースの広さや使える設備など、事前に確認されることをお勧めします!!
知っておくことで、事前になるべく快適に過ごせるよう工夫をすることができます。

(そんな限られたスペースで入院生活を過ごす際のおすすめアイテムなどはこちらをどうぞ😀)

入院して7日経過すると、コロナ感染の心配はないということでカーテンの外に出ることができるようになりました。
とはいえ、プレイルームも密を避けるために時間を決めて予約し、交代で使用するようになっているようでした。
(内弁慶なむすこはプレイルームには入りたがらず、おもちゃだけ借りました😅)

付き添いの交代は不可。外出も不可。

通常の状況でも付き添い入院って大変かと思いますが、コロナ渦で交代が禁止のところが多いようです。
基本、一度入ったら退院までは出られない、というイメージです。

例外的に出られるのが食事の買い出し(付き添いの食事は出ない病院でした)に病院内のコンビニに行くときと、他の家族の面会15分の間。
病院の建物からは出られません😢
まぁ病棟外の行動を見張られているわけではないのですが、病棟内の他の患者さんで絶対に感染症にかかれない人がいることを思うと(その家族の気持ちを思うと)こそっと一瞬外に出よっかな~という気持ちにもなりませんでした。

我が家は子供がひとりなのでただ外に出るのを我慢すればよかったわけですが、兄弟がいるご家庭だと入院の間は基本会えない(子供は面会不可)し、お世話ができないことになるので、本当に大変だと思います・・・

付き添う人がいない間に家庭がまわるように、がっちり協力体制を確認してシミュレーションされることをおすすめします⭐
両親などほかの家族にも助けてもらうことが可能ならどんどん頼りましょう!

子どもの入院、付き添いは必要?我が家の場合

ここまで読まれた方は「ひえぇ~っコロナ渦の付き添い入院ヤバ~~😱💦」と思われているのではないでしょうか・・・
正直、私、いやでした・・・!
だってかわいいむすこのためっていったって、全く自由ないやん・・・!😨
実際、付き添い入院してみたら衣食住はなんとか満たされてる(このコロナ渦でもなんとかなるよう工夫していただいてる病院には感謝してます)ものの、人生初くらいの自由のなさでした。

完全看護の病院であることもあり、すごく悩みました。
それぞれのご家庭によってご兄弟がおられたり、事情がいろいろだと思うので何が正解かは正直わかりません。

ただ、我が家のむすこはすごく内弁慶で人見知り・・・自宅ポストに手紙を取りに行く5分のあいだ留守番させると号泣している、という性格のため、ひとりで一週間以上見知らぬ場所にいさせることはできないな、と判断しました。

2度目の手術も必要なのですが、一度そんな経験をすると絶対に全力で拒否するだろう、ということもありましたし、手術という初めての恐ろしい経験をするときにひとりというのは大人の私でも心細いだろうなと思いました。

病院によって全然ちがうかもしれませんが、実際に入院してみると、長期入院している子が大半でたいがい付き添いされていました。
もしこの状況で付き添いしていなかったら「自分だけひとり」という気がしてかなり寂しい思いをさせたのかなぁと思うと、我が家は付き添い入院をしてよかったと思っています。

付き添い入院してみて感じたこと

ここからはコロナ渦とは関係なく、子どもの入院付き添い事情について、私の個人的な感想です。
色々つらいなと思うこともあったのですが、そのなかで印象的だったのが、長期間にわたって付き添い入院されているお父さんお母さん方の姿でした。
不便な生活のなか、お子さんの病状に大きな不安のあるなかでも、ほかの人への気遣いをされていたり、子どもとの些細なやりとりで笑いあったり・・・その姿はグッと胸にくるものがありました。
どこまでも子どもを思う親の姿は強くて美しい!!😭

コロナ渦で積極的にお話はしてないし、長期入院中の方同士の会話を耳にしたり様子を見かけたりしただけでですが、その姿を見られたことは忘れない経験になったと思います。
ふだん当たり前のことが、どんなにありがたい大切なことなのかを、まさに実感しました。

今回、コロナ渦で対策が大変ななか付き添い入院をさせていただけたことについては病院の方々に本当に感謝しています。
その上であつかましいことかとは思いますが、子どもと親が一緒に入院することがもっと無理や我慢の少ないものになるよう願わずにはいられません。
「病院は治療をするところ」であるのはもちろんなので、ホテルのような快適さや便利さを望むわけではありません。
ただ、苦しい治療を長く続ける子どもたちと一緒に過ごしたい家族が、コンビニで3食をまかなったりお風呂を大急ぎ(林間学校並み)で済ませないといけなかったり・・・そんな生活をずっと続けなくて済むといいなぁ・・・と思うのです😥


完全看護という仕組みは共働きが多い今、それができるのが基本であることには賛成です。
でも、「完全看護だから家族の付き添いは例外的なもの=不便だけど我慢してするもの」というのは、家族にとっても、家族と一緒にいたい子どもたちにとってもつらいことです。

どなたか、医療関係者でそういった仕組みに働きかけられる方の目に留まるといいなぁ😁

あと、意外な子どものたくましさにも気づきました。
大人は「手術がうまくいかなかったらどうしよう・・・」「もしこれが終わってもまたあと一回かぁ・・・」とか先のことで不安が大きくなったりするのですが、今を生きてる子どもって、手術の痛みや自分がベッドから動けないという究極の状態でも「ポケモンおもしろい」とか「このごはん美味しい」とか、必ず何か楽しみを見つけるんですよね。
そりゃ不安もいっぱいあったろうし、フラストレーションでいっぱいだったとは思うのですが、思っていたより飄々と過ごしていてこちらが救われる気持ちになりました✨✨✨
子どもって強い!スゴイ!!

まとめ

さて、「コロナ渦での入院」で我が家の場合はこんな感じでしたということでまとめてみたのですが、いかがだったでしょうか。


正直、自分の経験から言っても実際に体験するより文字で読むほうがキツく感じるのではないかと思うので、書くべきか迷いもしたのですが、自分自身が入院前はいろいろ知りたかった。なのに生の情報が少ない、と感じたのでこうして記事にしました。
読まれた方によってご自身はどうするかの答えは本当にそれぞれだと思いますし、大変だとわかっていながら付き添うかを迷って情報を得ようとされている時点で、真剣にお子さんのことを考えられているのだと思います。
だから、きっとその気持ちで入院生活に寄り添えたらどちらにしたってまちがいではないはず。


我が家に関して言えば、家庭の状況や子どもの性格など考えて付き添って、結果よかったと感じています🙂
読んでいただいた方がこのお話をもとにご家族でいろいろ話し合って考えていただき、納得のいく方法で入院生活を始めていただけるきっかけになれば嬉しいです。

※※この記事は、特定の病院、特定の期間における我が家の入院体験談です。
実際に入院される際は病院によって決まりが異なりますのでご確認いただきますよう、お願いいたします。