前編では災害時・停電時に役立つ基本アイテムについてご紹介しました。

後編では、自宅で過ごすのが難しくなって避難所や車で過ごさないといけなくなったときなどに、心強いキャンプギアについてご紹介します。
また、最後にえりんこかあさん家が「まだ持ってないとこれがあると最強かも✨」と次に狙っているアイテムについてもお話したいと思います😊

🔻前編はこちらからどうぞ

避難所や車に避難するときに役立つキャンプギア

起こってほしくない事態ですが、防災に備えるのであれば考えておいたほうがいいでしょう。
実は、キャンプをしてる方はお持ちかな~というアイテム。寝具類です。

キャンプをしてない方は「わざわざそのためだけに買うのはもったいないよ~」と思われるかもしれません。
ただ、ここでのご提案は来客用もしくは予備用の寝具をキャンプ用品にしてしまおう!ということ。

「えぇ~~・・・」でしょうか(笑)
実は、我が家は引っ越しを機にこの方式にしてしまいました!
だって、予備用の寝具って場所をすごいとるわりに、一回も出番なくって・・・😅

みんなに当てはまるわけではないと思うのですが、我が家の場合・・・

  1. どちらの両親も日帰りできる範囲に住んでいて、我が家に泊まることがない
  2. 友人も泊まりがけで来たことはない
  3. 今後、両親なり友人なり泊まりに来るとしても、気心が知れた人ばかりでキャンプ用品でも大丈夫そう(たぶん)

ということで、決断しました。
案外、キャンプ用の寝具も寝心地はわりといいし、ちょいちょい使うのでメンテナンスもできてます。

そして、普通の寝具を車はまだしも、避難所まで持ち運ぶのはかなり無理があるかと・・・
キャンプ用でもそれなりの大きさですが、まだなんとかなるかなぁと思います。

主には以下の2つです。

  • インフレーターマット
  • シュラフ(寝袋)

避難所にどちらかだけ持って行くとしたら、シュラフでしょうか。
下が硬かったり寒いのは、段ボールをマット代わりに敷くとかである程度ましになるそう。代用ができそうです。
体を温めるものは、専用のものがあったほうが快適に過ごせる気がします。

インフレーターマット

家庭用の敷布団もしくはベッドにあたるものです。
キャンプ用だと、ほかにコットという簡易ベッドやエアマットなどもあります。

来客・予備用を兼ねるならコットはちょっと(個人的に狭い幅で高さがあるのがなんかこわい)、というのと、エアマットは収納時コンパクトですが、穴が空いたら終わり・・・ということで、我が家ではインフレーターマットを愛用しています。

🔺この茶色いマットがそうです。
収納時はクルクルとロールケーキのように棒状になってますが、ウレタンが入っていて、空気栓を開けると空気も入ってふかふかになります。
エアマットとちがうのは、もしも穴があいちゃってもウレタンが入ってるため「ペチャンコで寝られない!💦」ということにはならない点です。

厚みが分かりにくいですが、これは5cm厚くらい。
8cmとか、10cmなんてものもあって、厚くなるほど寝心地はいいですが、サイズと重さはアップします。

我が家がキャンプ始めて何年か使ってますが、たまに使うならこれで充分かなぁと思います。
なんなら、夏場エアコンの部屋に全員集合して寝るときなどは日常的に使ってますが、全然文句はでません😁

🔻我が家が使っているメーカーなのですが、リニューアルされて同じものはもう販売されていないようです。
厚みが増して、枕が一体型ではなく別になってます。ダブルサイズもあり。この枕が絶妙によいとのレビューが・・・
収納袋も使い勝手よさそうになってるし・・・見てると買い替えたくなりますが、今のがまだまだ使えそうだなぁ
・・・🤣

シュラフ(寝袋)

こちらは皆さんご存知かと思います。
袋状になってるお布団みたいなもの😊

普通のお布団より軽く、収納サイズは圧倒的に小さいですが、充分あったかいです。

シュラフは夏用の薄いものから、-10℃の環境でも大丈夫、なんてものまであります。
我が家がメインで使用しているのは快適温度が5℃以上のものです(寒がりかあさんだけ3℃以上のもの)。
気温が5℃以上あればわりと快適に寝られますよ、という意味です。

5℃以上だと冬キャンプは心もとないですが、建物内で5℃以下になることは少ないでしょう。
一番活用範囲が広いシュラフをひとつ、ということであればこれくらいがちょうどいいかと思います。
夏は敷布団として使う感じですね。
-10℃とかのは、暖かい季節には暑すぎるかもしれません。

形は、ミノムシみたいな形のマミー型より上の写真のような封筒型のほうが、慣れない人でも窮屈に感じにくいと言われています。
我が家もマミー型は使ったことないからそう聞くだけです(笑)
来客用に兼ねる場合、開いてしまえば掛け布団と同じような形なので、それにカバーをかけようかな🤔

🔻こちらもリニューアルしてました!
我が家は子どもが小さい頃に買ったので、ファミリータイプにしました。
大人2人、小さい子供1人で一緒に寝られるサイズ・・・2つに分割するとシングルサイズ2組になるので、お子さんが大きくなったらもう1つ買い足して・・・ということができます。
化学繊維なのでダウンに比べるとかさばりますが、気軽に洗えます🎵

🔻かあさんが現在使っているのはこちら。モンベルの快適温度が3℃以上のダウンです。
お値段が少しはるけどダウンにしたのは、収納サイズがグッと小さいから!その代わりお洗濯には専用洗剤を使うなど、少し気を遣います。
(ちなみにamazonのリンク、定価より高いことがあるようです。2025.1現在の定価は16500円(税込)です)


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今後、これがあるともっと安心だな~と狙っているキャンプギア

ここまではキャンプをされる方なら「うんうん、持ってる」というものも多かったと思います。
我が家も気候のいい時期に普通にキャンプするだけなら特にいらないんだけど、もう少し寒い時期にキャンプしたり災害のときの用心にほしいな~と思うものがこちらです。

  • カセットガスストーブ
  • ポータブル電源充電用 ソーラーパネル

カセットガスストーブ

暑い時期の災害時・停電時は、前編でご紹介したポータブル電源で扇風機、という方法がとれます。
ところが寒い時期の場合、暖房器具は消費電力が高いです。ポータブル電源で使えるのは電気毛布くらい。
毛布とかいっぱい出して暖まるとかいう方法もありますが・・・

できれば電力を使わない暖房器具があると心強いですよね。
そして、もう少し寒い時期もキャンプしやすくなる💕
というわけでカセットガスストーブに目を付けました。

冬キャンプをされる場合、石油ストーブを持ってる方のほうが多いかもしれませんね。
石油ストーブのほうがパワーもあるのに、なぜあえてカセットガスストーブなのか、なのですが・・・

我が家も石油ストーブでのキャンプに憧れるのですが(かっこいいし!)、キャンプのためだけに買うにはもったいないお値段かな~と。
冬に自宅でも使えばいいのですが、むすこがまだまだやんちゃで、安心して使えない・・・😅
日常的に使わないのであれば、灯油の保管もネックになってきます。
それならば、我が家はガス燃料もカセットガスで統一しているのでカセットガスストーブくらいがちょうどいいかな、というわけです。
日常的にもちょっと足元が寒いときなど、スポット的に使えそうです。
レビューを見てると、メインの暖房器具というよりは洗面所で使われたり、朝すぐに温まりたいときなど、補助的に使う方が多い印象でした。

ただ、使っている方の感想をみていると、強だと1~2時間でカセットガスが切れる、せまい範囲しか暖まらない、という弱点はあるようなので、石油ストーブの導入が難しくないのであれば、そちらのほうが頼りになるかもしれません。

🔻カセットガスストーブのなかでは最も強力そうなのがこの「デカ暖Ⅱ」。安心のイワタニです。
ひとつ前の「デカ暖」も角ばってちょっとレトロな形がカワイイ💕
買うとしたらどちらか、で考え中。

ポータブル電源充電用 ソーラーパネル

前編でご紹介したポータブル電源、なかなか画期的なアイテムだと思うのですが、貯められる電力に限りがあります・・・
我が家の容量720Whだと、電気毛布(最も消費電力が少ないと言われる暖房器具)でも2枚使うと一晩でほぼなくなります。

「じゃあバッテリー容量が大きいのを買ったらいいじゃん🎵」と思われるかもしれませんが、2000Whのものになると、20万円くらいでしょうか・・・そしてめちゃくちゃ重いらしいです😑
そしてそれでも電気毛布を二晩くらい・・・という感じ。
大きめの車で車中泊旅をされる方なんかはすごく便利そう!ですが、一泊キャンプがほとんどの我が家にはいろいろとオーバースペックなのです。

でも何日も停電が続くとしたら・・・と考えると、せっかくあるポータブル電源を活かしたい!
で、ソーラー発電です。

🔺こういうソーラーパネルを光の当たるところに広げて、ポータブル電源と接続すると、蓄電できるシステムです。
夢の自家発電✨✨✨

まとめ

キャンプ用品があれば防災に強いのでは、ということでここまでたくさん書いてきました。
小さなもの・安いものから大きなもの・値のはるものまで、いろいろご紹介しましたが、防災って日々の生活のあらゆることについて備えるわけですから、そりゃ色々ありますよね。

とはいえ、「これは必ず!」というものから、「絶対じゃないけどイチオシ!」あとは「できればほしい・・・」まで(笑)
わかりやすいように分けてご説明したつもりです。お役に立てれば幸いです。

防災の準備って深刻に考えがちだったり、楽しいことではないかもですが、キャンプの準備をするようにちょっとワクワクしながらできたらいいなと思います。
そして願わくば、それが災害ではなく日常のレジャーやお家をより快適にする場面で使われることを祈っています✨
そうそう、実際に使っておくってことも防災には大事ですよね。

長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました😊

🔻今回の記事でご紹介したアイテム達はこちら


モンベル(モンベル) モンベル mont-bell ダウンファミリーバッグ #3 1121312 キャンプ用品 シュラフ 寝袋 (Men’s、Lady’s)